今日はPOSレジについてです。
日々POSレジを使って仕事をしています。
私は、飲食店の店員をしていますが、恥ずかしながら10年前にこの仕事とまったく同じ仕事を経験しています。
10年たった今、改めて思ったのですが、POSレジで出来ることと、ハンディターミナルで出来ることは、
ほとんどと言っていいほど変わっていませんでした。
つまり、全然進化してなかったのです。
なにが言いたいかというと、10年前の私が「不便だな」と思ったことがいまだに「不便」なままなのです。
不思議ですね。
私は思うのですが、世の中便利になったと言いますが、一部だけが唐突に新しくなっているにすぎない気がしてなりません。
POSレジは、限られた人が仕事で使うものだから進化が遅れているんだと思いました。
PCがどんどん進化するのは、日常でも仕事でも使っている人がたくさんいるからでしょう。
このまま、一部だけが進化していっても、全体的にはアンバランスな世の中になりそうな気がするんですよ。
例えば、MacOSはどんどん進化してますが、ことえりは何も進化しないままです。
世の中全体でも同じことが言えそうです。
ハードとソフトのアンバランスも原因のひとつですね。
直観的に、人が「できて当たり前」と思う基準は一体どこにあるんだろう?
お客さんが「やったこともないけど、(レジで)処理できる」と思う基準てそもそもどこにあるのか考えたんですよ。
それができないと、「そんなこともできないの?」ってなる。
けどそれをどっか他のお店で経験しているはずはない。
つまり、未経験なのにできると信じている、その行動心理に興味があります。
それとか言っていてもラチがあきませんので、実際の出来事をもとに説明します。
【問題は割り勘するときに起こる】
[お客さんの目的]合計金額を2で割った個別会計
〔前提〕
伝票番号はひとつしかない
お客さんは二人とする
(例)
これを個別会計するがマルゲリータピザは二人で食べているからどうしよう?
現在のPOSレジは商品ごとにしかできないからこうなる。
客A
日替わりランチ
ランチドリンクバー
客B
まぐろのたたき丼
ランチドリンクバー
マルゲリータピザ
というようにマルゲリータピザは二人で食べたのに客Bが払うことになり、客Aからマルゲリータピザの半額分240円を払ってもらわなくてはならない。
じゃあこれを全部の合計を2で割った金額で個別会計にするにはどうすればいいだろう?
POSレジは商品ごとにしか個別会計できない。
まぐろのたたき丼の680円だけ個別会計は可能だが680÷2はできない。
まとめです。
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〔できないこと〕
合計金額÷お客さんの人数
2340÷2=1170(一人が払う金額)
二人で食べに来ているのに伝票をふたつに分ける客なんかいない。
サラダやピザなど分けて食べるものを注文する客は少なくない。
分けて食べれる商品は、金額も分けられないとおかしい。
サラダ、ピザ、から揚げとソーセージの盛り合わせ、ポテトフライ など
けど商品ごとに分類するなんて、メニューからなくなったら意味ないから、合計を割ったほうがいい。
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出来ないって感じた時点で、それが出来て当たり前の世の中になってしまっているってことなのかなと思いました。
わかりにくくてすみません。
つまり、冒頭で言った『アンバランス』ってやつです。
日本の割り勘文化は人類が絶滅するまで無くならないと思うし、飲食店のPOSレジはもっと割り勘に対応できるように進化してほしいです。
続きは②で。
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。
心より感謝いたします。
では、本日はこの辺で。
【POSレジ】で出来ないこと①
ラベル: POSレジ投稿者 古谷 恭子 時刻: 11:58
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